新しい月を迎えて

この夏、どれだけ

新しい月を迎えて

202208pct01 照りつける陽射しとともに入道雲とセミの声に、やっと夏らしさを感じます。
 数年前までは、子どもたちと一緒に虫かごと虫取り網をもって、近くの公園にセミとりに行くことが夏の楽しみの一つでした。そっと音をたてないように近づき、網を素早く動かしてセミが網の底に入ったことを確認しながら羽を傷つけないようにそっと指でセミの体をもち、虫かごに入れ替えます。この一連の流れを子どもたちの前でやって見せると、早い子どもはすぐに習得して、夏の間にセミ取り名人が何人も登場していたことを懐かしく思い出します。
 酷暑と感染症が続く近年の夏は、屋内や家庭で過ごすことが多くなり、子どもたちの自然との向き合い方を変えてしまうだけでなく、体力低下や自律神経の乱れがみられることも大きな問題となっています。受け入れなければならない現実の生活のなかで、この夏、どれだけ子どもたちの楽しい経験や体験を増やしていけるか。様々な視点から保育の工夫を凝らしていきたいと思います。

安全に楽しく水に親しむ工夫を

新しい月を迎えて

heiwa02_20220701 梅雨の実感がないまま本格的な夏を迎えました。地球温暖化の影響により、連日の猛暑だけではなく急な天候の変化や想定を超える自然災害の発生が、私たちの身近にあることを強く思わされます。感染症や熱中症の対策とともに、様々な事象を想定した日々の備えをしていきたいと思います。

 さて、子どもたちの夏の楽しみの一つとなる水遊びやプール遊びについては、コロナ禍で様々な検討や工夫をおこなってきました。保育園の水遊び、プール遊びの大きな目的は、“夏の暑さのなかで、水の感触や冷たさ涼しさを感じ水に親しみをもつこと”です。しかし、近年の夏の気温上昇は、幼い子どもの水遊びにはあまりにも危険な温度を示しています。今年度も感染症の影響だけでなく、子どもが安心して安全に楽しく水に親しむ工夫を年齢に合わせて行っていきたいと思います。

 コロナと共に生きるなかで様々な制約が緩和されつつあります。今年も子どもたちが健やかに楽しくひと夏を過ごせるよう心から願っています。

丁寧な対話と対応の必要性を

新しい月を迎えて

202206pct01 梅雨入り間近となりました。夏日の強い日差しと急な大雨で天候も不安定な日々が続いています。この時期は、湿度も上昇し、体温調整が未熟な幼い子どもにとっては健康管理が難しい時期です。適度な温湿度の調整と水分補給を適宜おこない、栄養や睡眠もしっかり摂れるようにご家庭でも留意してください。
先日(令和4年5月25日付)、厚労省の新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボードで、小学校就学前の児童のマスク着用について下記のような方針が示されました。当園では昨年度から着用していた5歳児の多くが、引き続き室内でのみマスクを着用しています。一見、習慣化したマスク着用生活ですが、子どもはどのように感じているか率直な感想を聞いてみました。すると「コロナだからつけてる」と理解しながらも、「時々息が苦しくなる」「お母さんがはずしたらダメっていうからつけてる」との声が複数あがりました。信頼する大人との約束をしっかり守ろうとする半面、約束だから苦しくてもマスクを外すことはよくないと捉えていることを改めて考えさせられました。また、子どもがもつ従順さゆえに、子どもの育ちを考慮した丁寧な対話と対応の必要性を痛感しました。
感染症が続く中で、子どもの健康管理については多くの議論がなされ情報も溢れています。
感染症対策は勿論ですが、目の前のひとり一人の子どもにとって今何が必要でそれをどのように伝えていくかは、子どもが安心と信頼を寄せる身近な大人に委ねられていることを心に留めて過ごしたいですね。

厚生労働省「新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード」(令和4年5月25日付け)

一部抜粋

 2歳以上は、以下のとおり、オミクロン株対策以前の新型コロナウイルス対策の取扱いに戻す。 「保育所等では、個々の発達の状況や体調等を踏まえる必要があることから、他者との身体的距離にかかわらず、マスク着用を一律には求めない。
なお、施設内に感染者が生じている場合などにおいて、 施設管理者等の判断により、可能な範囲で、マスクの着用を求めることは考えられる」

わくわくタイム

新しい月を迎えて

202205pct01 立夏が過ぎ、五月晴れの空にこいのぼりが泳ぐ季節となりました。大型連休が終わり、お休み中の出来事を友だちや保育者に嬉しそうに伝える子どもたちの姿がみられます。新しいクラスでの生活にも慣れ、遊びや友だちとの関わりも増してくる時期ですので、初夏の自然を楽しみながら様々な経験ができるよう備えたいと思います。
 先月のイースター礼拝後に図書コーナーで「わくわくタイム」が開催されました。
「わくわくタイム」は、昨年度のばら組が自分より小さい友だちのためにできることを相談し、クリスマス前に図書コーナーで歌を歌ったことから始まりました。先日は、新しいばら組がその想いを引き継いでさんびかを歌ったり、保育者がパネルシアターをおこなうなど、それぞれのクラスから自由に子どもたちが集まる楽しいひと時となりました。行事の縮小や年齢ごとの活動が多くなる中、異年齢で集い楽しさを共有する空間は、子どもたちにとって特別なものとなっているようです。
 今年度も日々の園生活をドキュメンテーションで保護者の皆様にお伝えしますので、是非ご覧ください。

まだ始まったばかり

新しい月を迎えて

202204pct01 美しい花々が新しい歩みを励まし、心を和ませてくれています。
 お子さまのご入園、ご進級おめでとうございます。進級して誇らしげに新しい保育室に入っていく子どもたちの姿に成長の喜びを感じます。しかしまだ始まったばかりです。新たな歩みの中で感じる子どもの不安や葛藤に丁寧に寄り添い、「共に喜び、共に泣く」保育に努めたいと思います。
 先日は、クラス懇談会にご参加くださいましてありがとうございました。コロナ禍が続き、様々な発信をオンラインでおこなっていますが、保護者の皆様と同じ空間で話題を共有して間近にお声を頂戴しながら語り合う場がもてたことはとても感謝でした。
 新年度も子どものありのままの姿に向き合い、保護者の皆様と喜びや悩みを共にさせていただきながらお子様の心身の成長のお手伝いをさせていただきたいと願っています。どうぞご理解とご協力をよろしくお願いします。

愛と守りの中で

新しい月を迎えて

202203pct01 木々の芽が膨らみはじめ、温かな日差しを感じるようになりました。
 3月初旬には、第19回卒園式を全員出席で無事に終えることができ、心から嬉しく思います。緊張しながらも誇らしげに卒園証書を受け取った子どもたちが、保護者の方にその証書を手渡した場面は、たくさんの思い出と喜びと感謝に包まれていました。
 今年度の保育の歩みを振り返ると、感染症の不安に加え様々な制約や予期せぬ休園措置など、働きながら子育てをする環境としては、非常に難しく厳しい状況がありました。保護者の皆様におかれましては、子どものことを一番に考えたい思いと、社会での働きにおいて考えなくてはならないことなど様々な判断が迫られる日々のなかで、保育園の運営にご理解とご協力を賜りましたことを深く感謝申し上げます。
 これから迎える新しい環境において、子どもたちが神さまの愛と守りの中で心身共に成長していくことを心から願うと共に、コロナ禍や戦禍で苦難のなかにある子どもたちの笑顔が守られることを祈りながら、新しい歩みに備えたいと思います。

そのような時にこそ

新しい月を迎えて

202202pct01 暦の上では春となりましたが、厳しい寒さが続くなかで様々な感染症に不安と緊張の日々が続いています。
 1月中旬から胃腸炎が流行り、2月に入って当園もコロナ感染症での臨時休園とクラス閉鎖の措置をとることとなりました。保護者の皆様には急な対応にご理解とご協力をいただきまして心より感謝申し上げます。クラス閉鎖中に電話によるモニタリングをおこない、感染症に罹ったお子様が大事に至ることなく回復している様子に安堵しつつも、家庭内感染で長期の療養と自宅待機をされるご家庭の大変さにもふれ、ご家族の心身の健康を心から祈り保育に備えていきたいと感じました。
 感染症は、誰もが罹るリスクをもち、その経路は感染した結果となって現れるため、時に人の思いを大きく揺さぶることがあります。しかし、そのような時にこそ互いを労り励まし合うことの大切さを身近な大人の姿を通して子どもたちに伝えていきたいと思います。
 月末には、オンラインでのクラス懇談会を予定しています。一年間のお子様の成長を喜ぶと共に、コロナ禍の子育てを励まし合うひとときになることを願っています。是非ご参加ください。

楽しい嬉しいひととき

新しい月を迎えて

救い主イエス・キリストのご降誕を祝い、喜びとともに新年を迎えました。多くの困難や悩みのなかにも常に希望が与えられていることに感謝しつつ、子どもたちの健やかな成長を祈ります。

 
202201pct01 年始休園あけに登園した子どもたちは、お休み中の出来事を嬉しそうに伝えあう姿がみられます。なかには登園時に保護者の方と離れがたくて時間をかけながら保育室への一歩を踏み出す姿もみられます。しかし、いずれの姿も休園中にご家庭で楽しい嬉しいひとときを過ごしたことを伝えてくれています。
 子どもは年齢や個性によって表現方法が様々です。一見したところだけでなく、その表現によって何を伝えたいのか(子どもの要求や困難の本質)を私たち大人が捉えて心を向けていくことで子ども理解が深まります。
 今年も保護者の皆様と共に子ども理解を深めながら保育の歩みを進めていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

自分の喜びだけではなく

新しい月を迎えて

202112pct01 空気の冷たさに吐息が白くなり冬本番を感じます。
 11月末の日曜日からアドヴェント(待降節)に入りました。保育園でもクリスマスを迎えるまでに3回のアドヴェント礼拝をまもりクリスマスを待ちます。
 今年は、収穫感謝祭で感謝や喜びを分かち合う経験をした4.5歳児が、小さいクラスの友達のためにミニコンサートを開いてくれました。それをきっかけにして、5歳児がアドヴェント礼拝ごとにクリスマスキャロルをきかせてくれることになり、第1アドヴェント礼拝を迎えた夕方には、図書コーナーで素敵なさんびの声が響きました。歌声に誘われるように小さい子どもたちが集まると、兄弟をみつけて手を振る姿や体をゆらしてじっと聞き入る様子がみられ、温かな雰囲気に包まれ共にクリスマスを待つ楽しい時間となりました。
 クリスマスの喜びは、みんなで楽しみに待つアドヴェントの期間にも大きな意味があります。自分以外のことに目を向けたとき、そこには病気や様々な困難や苦悩のなかでクリスマスを迎えようとしている人がいることに気づかされます。自分の喜びだけではなく、共にその喜びを分かち合う存在にも心を寄せる大切な時として、子どもたちと心豊かにアドヴェントを過ごしていきたいと願います。
 各ご家庭でも、素敵なクリスマスをお迎えください。
 

この季節を通して

新しい月を迎えて

202111pct01 朝夕の冷え込みと共に木の葉も色づきを増してきました。散歩先で「この赤い実なあに。」と保育者にたずねる子どもや、友だちと図鑑を開き、ノイバラやナナカマド、ピラカンサなど同じ赤い実でも実の付き方や葉の違いをみつけて伝え合う姿も見られます。子どもは、この季節を通して様々な発見と学びと楽しみを味わっています。
 毎年11月にキリスト教行事としておこなう収穫感謝祭では、日々の収穫が与えられている喜びを共に分かち合い、神様に感謝する礼拝をおこないます。また、私たちが日常とする「食」は、命を頂くと共に多くの人の手によって支えられていることを子どもたちとあらためて考えたり、育てた野菜の収穫やクッキングなど様々な体験を通して食する喜びや感謝の気持ちが育まれることを大切にしています。
 今年は、各クラスでの食育活動や食事の様子を保護者の皆様に視聴していただけるよう動画配信を行います。友だちや保育者と心を通わせる食の営みが、子どもの心身の成長に大きくつながっている様子を感じていただけたら幸いです。
 収穫の恵みとともに神様にまもられて過ごす日々に感謝して。

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