10月2016

野菊

子どもを育てる

  野 菊
秋の日ざしを  あびてとぶ
とんぼをかろく 休ませて
しずかに咲いた 野辺の花
やさしい野菊 うすむらさきよ
        作詞 石森延男

201610nogiku 道を歩いていると、うすむらさきの花がそっと咲いているのに出合います。昔、このあたり一帯は徳川家のお狩場だったということですので、あたり一面もしかして秋の花々が咲いていたのではと思いを馳せます。そっと咲いているところと、花びらが細く風で飛ばされそうで飛ばされないところが好きです。子どもたちと探してみてください。少しずつ秋へと季節は移り変っていってます。

励まし合いなさい

みことば

10月の聖句
励まし合いなさい。 思いを一つにしなさい。
        コリントの信徒への手紙 13章11節
 
 パウロという偉大な伝道者がコリントの人々にあてたメッセージです。このみことばを力強く語っているパウロにどんなにか励まされたことでしょう。二五00年も前のみことばは、今でも私たちを励ましてくれています。子どもたちにはプレイデイに向かってわかりやすく伝えていきたいと思っています。
201610

「子どもと本」から

図書の紹介

 東京子ども図書館を設立した松岡享子さんの「子どもと本」(岩波新書)に心にひびく言葉をみつけたので、ご紹介したいと思います。
「人間は外からの刺激を受けずに、ひとりで静かに過ごす時間にしか起こらない内的な発達があり、幼い子どもにはとりわけそのような「独り居」の時間が必要です・・・・・。
外目にはぼんやりしていると見える時間に、心の中ではおそらくいろんなことが起こっているのでしょう・・・・・。本を読むのに必要な力を育てるためにも、内容を消化するためにも欠かせない大切なことだと思います。」

子どもたちには、夜寝る前、必ず本を一冊読む習慣をつけたいものです。
秋の夜、親子の幸せなひとときを本がつないでくれるでしょう。(園でも絵本の貸し出しを行っていますので、たくさん本を読んであげましょう。)
4315330

  • 新赤版 1533
  • 体裁=新書判・並製・286頁
  • 定価(本体 820円 + 税)
  • 2015年2月20日
  • ISBN978-4-00-431533-9 C0295