「どうして泣いているの。」
2023-08-01
猛暑が続くなか、こどもたちは屋上での水遊びや保育室内で涼を感じる夏ならではの遊びを楽しんでいます。しかし、近隣では手足口病やヘルパンギーナの他、夏風邪による喉や胃腸の炎症が長引く様子もみられていますので、体調管理をしっかりと行っていきたいと思います。健康管理は24時間の子どもの生活を考慮していきますので、家庭での生活において保護者の方が気付かれた小さな変化や違和感がありましたら登園時や連絡アプリで是非お伝えください。
0歳児の入所が増え、元気な泣き声が保育室に響いています。欲求や違和感を泣くことで懸命に発信するその姿に生きる力の素晴らしさを感じます。異年齢で関わる延長保育時間では、赤ちゃんの泣き声をきいて「どうして泣いているの。」と保育者に尋ねる子どもがいます。すると保育者は、「赤ちゃんはね、お話しできない代わりになんでも泣いておしえてくれるのよ。だからなんで泣いているか一緒に見ていてね。」と応えます。時には小さな手や頬に触れてみたいと手を延ばし驚いて泣かれてしまうこともありますが、自分より小さく弱く幼い存在を愛おしむ気持ちや自然な関わりが育まれることを祈りながら見守っていきたいと思います。
今月は、子どもと「平和」を祈る時を大切にします。災害や戦禍で困難な状況にある方々のことを祈り、私たちもまた困難があってもそれを超えて平和がもたらされることを。