能動的である
2020-02-01
立春を過ぎ、寒さが続く中にも少しずつ春に向けて備えていく自然の営みがあることを思います。
先日のわくわくワークランドでは、子どもたちや保護者の皆様そして地域の方々と一緒に楽しいひと時をもつことができました。子どもたちが伸び伸びと遊ぶ姿や、年齢によらず自然に譲り合ったり一緒に遊びや空間を共有して楽しむ姿にふれることができ、子どもたちの成長を喜ぶとともに、園生活を振り返る多くの気づきをうけました。
保育園では、子どもの生活において「能動的である」ことを大切に考えて保育をおこなっています。能動性は子どもの意志のあらわれであり成長の大きな要素ですが、家庭においてもまた集団生活のなかでも状況に応じて子どもの能動性のすべてを受け入れることが難しい場合があります。しかし、大人の固定概念や先を案じるあまりに子どもの行動に制約が多くなってしまうと、能動性は阻まれ楽しいことを見つけたり考えたりする力は低下してしまいます。子どもの育ちに応じた本当に必要な制約をどのようにルールとしてわかりやすく伝えていくかは、大人の大きな課題ですね。
子どもたちにとって、「やってみたい」から始まる「もの」「ば」「ひと」とのよりよい関わりがうまれる環境は、大人の柔軟な思考とあたたかいまなざしが大切だということをあらためて感じました。お忙しい中、わくわくワークランドにご参加くださいましてありがとうございました。