よその畑に
2020-11-01
11月の聖句
よその畑に落ち穂を拾いに行くことはない。
ルツ記2章8節
最近の記事から
2020-10-01
秋晴れが続き、お弁当を屋上で食べたり公園へピクニックにでかけたりする子どもたちの嬉しそうな姿がみられます。保護者の皆様には、長期にわたりお弁当のご用意をいただきましてありがとうございます。調理室の改修工事も無事に終わり、より充実した食育活動や食の提供が子どもたちの心身の成長において豊かな実りとなるよう願っています。
先月末には、幼児を中心としたわくわくプレイデイが開催されました。コロナ禍にあって、様々な視点から開催の有無や内容の検討、感染症対策を話し合ってきました。「もっとこうしたほうが・・」と振り返るなかで、保護者の方々から開催への感謝の言葉を頂戴し、子どもたちが「楽しかったね」とプレイデイを振り返って遊びや会話を広げていく姿に職員も励まされ新たな希望をもって保育を行っていきたいと実感しました。
わくわくプレイデイでは、親子での楽しい経験の共有の他、子ども同士が感じる一体感や達成感を通して日々の関わりがより深まることも大切に考えてきました。子どもたちひとり一人が自身の持てる力を、自分のためだけでなく誰かのために発揮する喜びを感じる経験となったことを嬉しく思います。ご参加くださいました保護者の皆様のご理解とご協力を心より感謝申し上げます。
2020-10-01
図書名 | どこからきたの? おべんとう |
作・絵 | 鈴木まもる |
判型(サイズ) | 23.6×24.5cm |
ページ数 | 32ページ |
初版 | 2020年5月 |
ISBN | 978-4-323-02469-1 |
ジャンル | 絵本 |
お母さんにつくってもらったお弁当の中身が、どんなふうに収穫されて、どんなふうに運ばれて、どんなふうに調理されるのかというおもしろさとたくさんの人の力と愛情を知り、自然に「ありがとう」がうまれます。
2020-09-01
日中は厳しい残暑が続いていますが、夕刻に聞こえる虫の声に涼やかさを感じます。秋の自然を楽しみながら、気温の変化にも少しずつ体が慣れていくよう気を付けて過ごしたいですね。
9月3日の防災訓練では、避難訓練後に各クラスで様々な被災時の生活体験をしました。被災食のアルファ米に水を注いでやわらかくなっていく様子を見たり味わったりすると、「冷たいけどおいしいね。」とおかわりをする子どもや、わかめを混ぜておにぎりにすることで違う楽しみを感じながら食べる子どもの様子がみられました。また、停電になった際に非常灯に加えてランタンなどを用いて灯りをとる経験や、簡易トイレを設置してどのように使用するのかを知る経験を通して、災害時に少しでも安心して過ごせる工夫を一緒に確認することができました。幼い子どもたちですが、「まだ小さいからわからない」ではなく、このような経験の積み重ねを大切にするとともに、大人の安心が子どもの安心に直結することも重視しながら備えていきたいと思います。
保護者の皆様には、災害用伝言ダイヤルを利用しての引き渡し訓練にご協力をいただきましてありがとうございました。これから台風が心配される時期となりますので、是非ご家庭でも、いざという時の備えについて話しあってみてください。
9月26日(土)には、わくわくプレイデイを予定通り実施します。感染症対策のため様々な制約をもたせていただきますが、十分配慮しながらも子どもたちの希望が実現されるよう計画していますので、ご協力の程よろしくお願い申し上げます。
2020-08-01
梅雨明けを待ちわびていたかのようなせみの声と強い日差しが照りつけ、夏本番を迎えました。例年とは違った過ごし方が求められるこの時期ですが、当たり前を見直しながら子どもたちと共に「楽しい」をたくさん発見し、体験できる夏にしたいですね。
先日、「保育園、子ども園における新型コロナウイルス感染症対策」のオンライン研修会に参加しました。研修会では公衆衛生医師から保育現場での対応と対策について学びました。その中で、子どもの集団生活での感染症対策は、多様に取り入れるのではなく、
大人が「リスクの正しい理解」をし、大人と子どもそれぞれができる「リスク回避の積み重ね」を大切にしていくことの重要性を改めて学びました。
感染症において、子どもができる一番のリスク回避は「手洗い」です。ただ手を頻繁に洗うことを促すのではなく、ウイルスについて子どもの理解にあわせ、子ども自身が手洗いの大切さを感じながら生活できるように繰り返し伝えたいと思います。また、子どもたちの心が、見えない不安で苦しくならない配慮も大切にしたいと思います。
保育環境においては、引き続きこまめな消毒や換気をおこなってまいりますが、保護者の皆様にも共に感染症拡大防止にご協力を賜りますことを心よりお願い申し上げます。
2020-07-01
保育園の生活に活気がもどりました。新入園児の慣れ保育も進み、保育者にしがみついていた小さな手の力が徐々にやわらぎはじめ、興味あるものをしっかりと掴もうとする姿の一瞬一瞬に子どもの生きる力を感じます。
6月に迎えた「花の日」は、成長させてくださった神様に感謝し様々な花を飾って、神様が子ども一人ひとりにくださった「個性」という贈り物が大切に育まれていくことを祈り、礼拝しました。例年は礼拝後にお世話になっている地域の方々(交番、駅、嘱託医、給食関係業者等)にお花をもって感謝の訪問に出かけますが、今年はコロナ禍で懸命に働いてくださっている病院などに感謝のメッセージカードを贈ることになりました。子どもたちは、メッセージカード作成過程でお世話になっている方々のことを思い浮かべながら感謝の気持ちを様々な言葉にして作っていました。
感染症の不安が続く中で現状の不自由さを受け入れ、誰かのために共に祈り素直に感謝の気持ちを表現しようとする子どもの姿に多くを教わります。
園生活では、日々の感染防止対策の一つであるマスクの着用が日常の風景となりました。着用当初は、相手の表情から多くのことを感じとる子どもたちにとって、顔のほとんどが覆われてしまうマスクの着用を懸念する声もありました。しかし、入園したばかりの幼い子どもたちも、保育者のまなざしや声を通して自分にむけられる思いを全身で感じとり、少しずつ安心して遊ぶ姿を見せてくれています。
これからの生活において、以前はできたことができなくなったり見通しがもてない様々な不自由さに気持ちが奪われてしまう時もあると思います。しかし、相手(誰か)を思う気持ちや行動が、不安や不自由な思いを和らげ、笑顔になるための工夫を生み出す力になっていくことを子どもたちと共感しながら、過ごしていきたいと思います。