新しい月を迎えて

発見や感動の笑顔は

新しい月を迎えて

202108pct01 厳しい暑さが続いていますが、子どもたちはシャワーで汗を流したり足水で涼をとったりしながら氷や片栗粉、寒天、春雨などに食紅で色をつけた感触遊びを楽しんでいます。保育活動において熱中症や感染症を予防する対策を続ける中、子どもたちの発見や感動の笑顔は、保育者にとっても大きな力となっています。
 8月2日に千葉県でも緊急事態宣言が発令されました。昨年度初めに発令された緊急事態宣言時は保育園も休園措置となり、エッセンシャルワーカーとして働くご家庭のみ保育をおこないました。今回はそのような事態にはなっていませんが、ウイルスの変異や幼い子どものへの感染も増え、身近なところで感染の報告やクラスターの発生が聞かれています。コロナウイルスのワクチン接種が始まったとはいえ、1年前以上に深刻で緊張感や不安感が高まっています。
 先が見えない状況ですが、目に見える感染症対策だけではなく、食事や睡眠をしっかり取ると共に夏の暑さ対策や冷房の温度調整、外出疲れなど、体調不良を起こす要因にも留意し免疫力を下げない日常の配慮も大切にして過ごしたいですね。

子どもたちにとっては

新しい月を迎えて

202107pct01 梅雨に入り湿度の高い日が続いています。長雨で気温差も大きくなりますので、体調管理に気を付けて過ごしましょう。子どもの健康管理に重要な「早寝、早起き、朝ごはん」を見直し、生活リズムを整えていけるといいですね。個人面談でも是非ご相談ください。
 月末からオリンピックが始まります。コロナ禍にあってオリンピック開催については様々な意見が交わされていますが、子どもたちにとっては世界に目を向ける一つのきっかけとなるでしょう。様々な国の人種、文化、暮らしに興味をもつことから始まる「平和」への意識やSDGsの取り組みなど、幼い頃から感じる・考える環境を作ることも大切にしたいと考えています。

穏やかな様子に

新しい月を迎えて

202101pct01 あけましておめでとうございます。
 新年の保育が始まりました。登園初日の朝は、友だちとの再開を喜んで嬉しそうに遊びはじめる子どももいれば、しばらく保育者のひざで友だちの様子をみながらゆっくり保育園生活に戻っていく子どもなどそれぞれの姿がみられました。休み明けの子どもたちの穏やかな様子に、ご家庭でのゆったりとした過ごしがあったことを感じます。
 また、今年度はインフルエンザや重度の胃腸炎に罹患する子どもがほとんどみられず、元気に年末年始を迎えた子どもたちが多かったことも、ご家庭での安定した生活と健康管理の賜物だと感じました。さらなる感染拡大の不安がある中ですが、今年も子どもたちの健康と安全を支えるために最善を尽くし、子どもと共に希望を見出す保育をおこなっていきたいと願っています。保護者の皆様のご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。

経験の積み重ねを

新しい月を迎えて

202009pic01 日中は厳しい残暑が続いていますが、夕刻に聞こえる虫の声に涼やかさを感じます。秋の自然を楽しみながら、気温の変化にも少しずつ体が慣れていくよう気を付けて過ごしたいですね。
 9月3日の防災訓練では、避難訓練後に各クラスで様々な被災時の生活体験をしました。被災食のアルファ米に水を注いでやわらかくなっていく様子を見たり味わったりすると、「冷たいけどおいしいね。」とおかわりをする子どもや、わかめを混ぜておにぎりにすることで違う楽しみを感じながら食べる子どもの様子がみられました。また、停電になった際に非常灯に加えてランタンなどを用いて灯りをとる経験や、簡易トイレを設置してどのように使用するのかを知る経験を通して、災害時に少しでも安心して過ごせる工夫を一緒に確認することができました。幼い子どもたちですが、「まだ小さいからわからない」ではなく、このような経験の積み重ねを大切にするとともに、大人の安心が子どもの安心に直結することも重視しながら備えていきたいと思います。
 保護者の皆様には、災害用伝言ダイヤルを利用しての引き渡し訓練にご協力をいただきましてありがとうございました。これから台風が心配される時期となりますので、是非ご家庭でも、いざという時の備えについて話しあってみてください。
 9月26日(土)には、わくわくプレイデイを予定通り実施します。感染症対策のため様々な制約をもたせていただきますが、十分配慮しながらも子どもたちの希望が実現されるよう計画していますので、ご協力の程よろしくお願い申し上げます。
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ご入園、ご進級おめでとうございます

新しい月を迎えて

202004pic01 ご入園、ご進級おめでとうございます。
 先月末に、一年間の思い出の荷物を持ち帰る子どもたちの中で、「せんせい、ぼくば
らぐみさんになるんだよ。」と少しはにかみながらも嬉しそうに伝えてくれる姿に出会
いました。新型コロナウイルス感染拡大のニュースが毎日流れ、不安と緊張の毎日が続
く中でも、期待と希望にこころを弾ませる子どもたちの姿に喜びと感謝があふれるとと
もに、子どもたちのこころが満たされるためのより良い環境を整えていく大きな使命を
感じています。
 今年度は、14名の新入園児を迎えて95名でのスタートです。園生活での様々な経験
が、ご家庭での親子のより良い関わりや喜びとなることを願い、子ども一人ひとりの成
長の糧となることを信じて丁寧に寄り添う保育をおこなっていきたいと思います。
 また、新年度の大きな事業計画としましても、9月中旬より調理室の改修工事を予定
しております。期間中、給食の提供が難しいため保護者の皆様にはお弁当の準備にご協
力をいただきたいと思います。ご不便をおかけしますが、施設のより良い環境づくりの
ために保護者の皆様のご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
 新年度、子どもたちが安心して過ごせる環境を心から願い、健やかなる成長のために
職員一同尽力していきたいと思います。どうぞよろしくお願い申し上げます。

能動的である

新しい月を迎えて

202002pic01 立春を過ぎ、寒さが続く中にも少しずつ春に向けて備えていく自然の営みがあることを思います。
 先日のわくわくワークランドでは、子どもたちや保護者の皆様そして地域の方々と一緒に楽しいひと時をもつことができました。子どもたちが伸び伸びと遊ぶ姿や、年齢によらず自然に譲り合ったり一緒に遊びや空間を共有して楽しむ姿にふれることができ、子どもたちの成長を喜ぶとともに、園生活を振り返る多くの気づきをうけました。
 保育園では、子どもの生活において「能動的である」ことを大切に考えて保育をおこなっています。能動性は子どもの意志のあらわれであり成長の大きな要素ですが、家庭においてもまた集団生活のなかでも状況に応じて子どもの能動性のすべてを受け入れることが難しい場合があります。しかし、大人の固定概念や先を案じるあまりに子どもの行動に制約が多くなってしまうと、能動性は阻まれ楽しいことを見つけたり考えたりする力は低下してしまいます。子どもの育ちに応じた本当に必要な制約をどのようにルールとしてわかりやすく伝えていくかは、大人の大きな課題ですね。
 子どもたちにとって、「やってみたい」から始まる「もの」「ば」「ひと」とのよりよい関わりがうまれる環境は、大人の柔軟な思考とあたたかいまなざしが大切だということをあらためて感じました。お忙しい中、わくわくワークランドにご参加くださいましてありがとうございました。

秋を知らせる虫の声が

新しい月を迎えて

201909pic01 朝夕の涼しい風とともに、秋を知らせる虫の声が響き始めました。
 先日は防災訓練を実施し、子どもたちと防災について考えたり感じたりする時をもつことができました。
 各クラスで年齢に応じた取り組みをおこない、4,5歳児は一定の時間電気を使わずランタンや懐中電灯を使用して過ごし、室内で調理担当者がつくった被災食をお食事として味わいました。自分たちが作った梅干しが被災食として役立ったり、アルファ米をどのように準備して食べるのか、目でみて味わう体験となりました。また、簡易トイレを組み立てて凝固剤に水をながすと、ビニール袋の中で固まる様子を興味深くみたあと、簡易トイレに座ってみて「大丈夫だね」と友だちと話す姿もみられました。
 今までは、いかに安全にすみやかに避難していけるかというところに訓練の重点が置かれがちでしたが、避難した後の生活を疑似体験していくことによって、学ぶことだけではなく、子どもたち自身の見通しや安心感をもつことがとても大切だということを改めて感じました。また、被災時は小規模保育室2か所(オリーブ・かしの木)の子どもたちも第二平和保育園に避難するため、先日の訓練時も同様におこない、職員も様々な見通しの中でどのように日々備えていかなければならないかを検討し合うことができました。
 保護者の皆様には、災害伝言ダイヤルの利用や引き渡し訓練による早めのお迎えなど、お忙しい中ご協力をいただきましてありがとうございました。
 季節の変わり目ですが、体調を整えながら秋の自然を楽しんで過ごしたいですね。
* 2階入口に訓練時の食事の様子や被災食について掲示していますのでご覧ください。
* 防災訓練についてアンケートを実施します。保護者の皆様のご意見をお聞かせください。

子どもたちの健康がまもられるよう

新しい月を迎えて

 梅雨明けとともに猛暑が続く毎日ですが、子どもたちは水遊びやシャワーで汗を流し、手作り梅ジュースを飲んで夏ならではの生活を楽しんでいます。 先日の夕涼み会には、保育園の子どもたちや卒園児、小規模保育室の子どもたちや保護者の方々など多くの皆様にご参加いただき、親子で楽しいひとときを過ごしていただくことができました。暑い中ご参加いただきましてありがとうございました。一日の多くを過ごしている保育園で、「親子で楽しむ」経験は、子どもたちにとって、大きな喜びであり嬉しい思い出になったことと思います。
 月末には、防災訓練を予定しています。例年は、保育園から中央公園に避難して保護者の方にお迎えに来ていただいておりましたが、近年発生している大きな地震の状況や対応を踏まえ、今年度から防災について再検討をおこなっています。そのなかで、災害時の避難方法だけにとどまらず、園の日常においても、子どもたちに様々な経験を通して防災について伝えていくことや、保育園が保護者の方々と連携をとり、安心と安全な中でお子様の引き渡しをすることの重要性を痛感しています。一年に一度の引き渡し訓練が、より充実したものとなりますように保護者の皆様のご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
 今月は、お盆休みなどを利用して、ご家庭でも様々な計画をたてておられると思います。楽しい経験とともに、子どもたちの健康がまもられるよう願っています。

ヒヤシンスも花を咲かせ始めました

新しい月を迎えて

201903pic01 日ごとに春の暖かな日差しを感じるようになり、ばら組が育てているヒヤシンスも花を咲かせ始めました。「みて、ぼくのむらさきだよ。」「わたしのもうすぐ咲くよ。」と嬉しそうにヒヤシンスの成長をみながら話している子どもたちの姿がみられます。
 今月9日には第18回卒園式がおこなわれ、18名の子どもたちが卒園を迎えます。今年度は市内6か所の小学校にそれぞれが入学を予定しています。子どもたちは、仲良しの友だちと離れてしまう寂しさや不安を覚えつつも、自分の通う小学校のことを友だちに話すなど、たくましく成長した姿をみせてくれています。
 今年度の保育も残りわずかとなりました。一年間のひとり一人の成長を振り返るとき、うまくいかない葛藤のなかで励まされながら繰り返し経験し、喜びや達成感を自信につなげていく姿がたくさん思い出されます。保護者の皆様には、日頃より園生活の様々な場面において、子どもたちに温かいまなざしを向けてくださり、保育運営にたいするご理解とご協力を賜りましたこと、心より感謝申し上げます。

春のおとずれを

新しい月を迎えて

201902pic01 立春を過ぎ、暦の上では春を迎えました。まだまだ寒い日が続いていますが、梅の花のほころびに春のおとずれを感じます。
 先日おこなわれましたわくわくワークランドには、たくさんの子どもたちと保護者の方にご参加いただきましてありがとうございました。
 1階の手作りおもちゃコーナーでは、子どもたちが真剣に作っている姿を微笑ましくみまもっておられる保護者の方のまなざしや、子どもができないところを作りやすいように手伝いながら親子で協力して製作をしている姿がとても印象的でした。また、2階の木製玩具コーナーでは、自分の年齢よりも小さいころの玩具を手にとっては繰り返し楽しみ、「ぼく、ちっちゃいときにこれやってたよね。」と懐かしそうに話したり、保育園で楽しんでいる遊びを嬉しそうに保護者の方にみせたりする姿もみられました。将棋の親子対戦や保育者との対戦も楽しいひとときでした。
 様々な行事を見直すなかで、保育園での取り組みや子どもたちの様子をお伝えしながら、親子でのふれあいの場も提供していく行事の重要性を改めて感じる機会となりました。
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