我が子の重み
2023-10-01
10月に入り、急激な気温の変化がみられています。近隣でのインフルエンザ多発情報に緊張感をもちつつも、子どもや職員の体調管理をより丁寧におこないながら、秋の自然を存分に楽しみ、豊かな実りに感謝して過ごしたいと思います。
9月末におこなわれた3歳児から5歳児の『わくわくプレイデイ』では、それぞれ1時間という短い時間のなかで、親子のふれあいと子どもの成長の喜びが凝縮したとても楽しいひとときとなりました。ご参加くださいました保護者の皆様に心から感謝申し上げます。特に親子体操では、子どもが保護者の方に全信頼をおいて様々な動きに挑戦し、保護者の方もその信頼を全身で受けとめながら大きく成長した“我が子の重み”を感じておられる姿がとても印象的でした。
子育てにおいて、必要に応じたスキンシップは数えきれないほどありますが、無条件のスキンシップは子どもの成長と共に減少傾向にあるといわれます。しかし、人が育つうえで精神的(心の)成長や脳の発達に一番重要なことは、触覚経験(触れること、触れ合うこと、触れられること)を保障することです。乳幼児期に無条件のスキンシップを多くとることは、親子の絆をより深めるだけでなく、子どもの心身の成長に大きく関わるのです。「読書の秋」「スポーツの秋」「食欲の秋」と様々に秋を楽しむ中で、子どもとのスキンシップを存分にとれる機会をつくってみてください。