子どもを育てる

子どもとの関係づくり

子どもを育てる

~「受け入れる」と「受け止める」はどう違う?~

dada_kosodate_komaru_woman 子育てをするなかで、「子どもの思いをどこまで受け入れたらいいか。」という悩みが多くきかれます。子どもは、その成長段階に応じて様々な思いを行為としてあらわしていきますので、大人はその姿に翻弄されてしまうことも多いでしょう。そのような時に、子どもの思いを、内容の正負を問わずにいったん受け止めることは子どもを理解していくうえで必要になってきます。
 例えば、お母さんに甘えたくてお母さんをたたいてしまった場合はどうでしょうか。甘えたい気持ちは受け止める必要がありますが、たたくという行為は受け入れることはできません。「お母さんに甘えたかったんだね。でも、たたいてほしくないよ。」と言葉をかけるでしょう。
 「受け止める」は子どもの思いに対して用い、「受け入れる」は行為に対して用いることを考えた時、子どもの様々な正と負の行為を、大人(親)の思いや願いに基づいて丁寧に言葉で伝えていくことはとても大切(たいせつ)ですね。

風疹予防をご家族で

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風疹とは

風しんウイルスによって引き起こされる感染症で、主な感染経路は飛沫感染です。感染すると通常14~21日後に発熱、発疹、リンパ節腫脹があらわれます。妊娠中(20週頃まで)の方が感染すると先天異常を含む様々な症状(難聴・心疾患・白内障など)があらわれることがあります。

風しんには予防接種が有効です。(1歳以上)

松戸市でも風しんの発生が報告されています。保育園はその性質上、1歳未満児や妊娠中の方々もいらっしゃいますので、子どもだけでなく大人も罹患歴やワクチン接種歴を確認し、すすんでMRワクチンを接種するなど感染拡大予防に努めましょう。
*周辺地域で麻疹・インフルエンザも発生していますので、あわせて予防接種計画をたてましょう。

外遊びで子どもの近視を抑制する

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 スマートフォンの普及により、近年は子ども向けアプリが増え、子どもがぐずったり泣いたりするとスマートフォンを与えてなだめたり、外出時のみならず自宅でもYouTubeで動画をみせるなどの親子関係に警鐘を鳴らす呼びかけが増えてきました。親子関係の問題だけでなく、ブルーライトの影響により近視になる子どもたちが増加しているという調査結果にも考えさせられます。
 先日参加した研修の中で、バイオレットライトについて話をうかがいました。バイオレットライトとは太陽光に含まれているもので、1日2時間以上外で過ごしバイオレットライトを浴びることにより、目のなかの遺伝子がはたらいて、近視の抑制になることが医学的に証明されてきたとのことでした。様々な環境問題はありますが、子どもにとっての外遊びの大切さを改めて感じます。

災害から学ぶ備え

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 先月半ばに大阪北部を中心とした震度6弱の大きな地震が発生し、自然の脅威を前に危機管理の重要性を再確認しました。
 地震発生時の大阪の保育施設では、登園児の受け入れ中でしたが、保育者も交通まひのため出勤が困難になったり、地震後に休園を決定したものの保護者への連絡がつかず、引渡しまでにかなりの時間がかかるなど大きな混乱が生じたという記事が新聞に掲載されていました。
 保護者の最も知りたい情報である「子どもたちの安否・保育継続の有無」をいち早くお伝えできる手段として、保育園ではネット上で災害時に緊急開設される「災害用伝言板」をご案内しておりますが、いざ被災した状況にあって冷静に用いることができるかどうか心配だという声もあります。
 そこで、防災週間(8/30~9/5)に災害用伝言板体験の利用が可能となるため、保育園でも保護者の方にご協力をいただいて体験の実施を予定しています。(詳細はへいわだより8月号でお知らせします。)
 被災地の方々の慰めを祈りつつ、子どもたちの尊い命を守るための備えをしていきたいと思います。

梅雨時の脱水症に気をつけて

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201806pic02 梅雨時から夏にかけて、子どもたちはたくさん汗をかきます。子どもは、体内の水分量も多いうえ代謝がよくて熱も高めなので、身体の中にこもった熱を冷ますために汗をかきます。汗をかくことで発汗機能が育ち、体温調節機能も育っていくので、汗をかくことはとても大切ですね。しかし、汗をかいたままでエアコンの効いた室内にいると、かえって自分の汗で体を冷やしすぎて風邪をひいてしまいます。汗をかいたらすぐに着替え、適度な水分補給をしてクールダウンしましょう。
 この時期は、食欲が落ちたり水分ばかりほしがる姿もみられ始めます。熱中症対策として水分補給は欠かせませんが、摂取の仕方によっては、かえって食欲が落ちて、バランスのとれた食事がとりにくくなり、体力の低下や免疫力の低下につながります。夏を健康に過ごすには大人の上手なコントロールが必要ですね。

子育てのヒント

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 子どもたちの成長を科学的に論理的に知ることで、子育ての悩みや不安が軽減されることが多くあります。親子の愛着について、生活リズムと育ちとの関係、食事や遊びについてわかりやすく紹介された冊子「まつどっ子 未来のために今」を配布しますので是非お読みください。
 また、新年度になり、お子様の成長や子育ての不安などありましたら遠慮なくお声かけください。

お父さん お母さん へ

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児童精神科医 佐々木正美氏の言葉より

 

どうか忘れないでください。
子育てでなにより大切なのは、「子どもが喜ぶこと」をしてあげることです。
そして、そのことを「自分自身の喜び」とすることです。
子どもは、かわいがられるからいい子になります。かわいい子だから、かわいがるのではないのです。
いくら抱いても、いくらあまやかしてもいい。
たくさんの喜びと笑顔を親とともにした子どもは、やがて人の悲しみをも知ることができるようになります。
誰とでも喜びと悲しみを分かち合える人に成長するでしょう。
これは人間が生きていくうえで、最も大切な、そして素晴らしい力です。

インフルエンザ発生について

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kaze_woman 昨年末より、近隣の施設でもインフルエンザによる学級閉鎖が多く報告されています。
 また、保育園でも園児や保護者の方がインフルエンザに罹患したというご連絡をいただきました。予防接種を受けている場合でも、感染を防ぐことは出来ません(重症化を防ぐものです)ので普段からの予防をこころがけましょう。
 
 

もしお子様が罹患したら

 必ず保育園にご連絡ください。発熱後5日を経過し、かつ解熱後3日は登園ができません。医師の指示書(登園許可書)を提出していただいてからの登園となります。

もしご家族が罹患したら

 必ず保育園にお知らせください。集団生活においては感染を最小限におさえることが重要なため、罹患していないお子様も登園を控えていただくのが望ましいですが、状況が難しい場合はご相談ください。また、家庭内では罹患者と別室で過ごし、共用物を避けるなどおすすめいたします。

スポーツの秋!!【子ども時代の運動習慣が大切なのはどうして?】

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子ども時代の「好き!」は一生続く財産

子どもの頃に運動が好きだった人は、一生運動好きになる傾向があることがわかっています。大人になってからより、子どもの時に運動習慣をスタートする方が、運動好きになりやすいのです。

子ども時代に、動作や運動の記憶ができる

スムーズな日常生活活動には、汎用性(広く応用の効く)動作が小さい頃に記憶されておくことが必要です。これを「動作記憶」といい、幼児期から小学校低学年(7歳くらい)までに形成されます。この時期は、あらゆる動きの土台を作る神経の発達の時期で、スポーツというよりは、遊びの中で多様な運動動作ができるようにします。関節や靭帯が未熟なので、運動器への強い負担を避けることも必要です。何より、身体を動かすことは楽しい、という経験をさせてあげましょう。

~「くやま小児科だより」抜粋~

寒の入り

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一年でもっとも寒い時期に入ります。冷えきった夜半、見上げると、澄みきった夜空にさえざえと星が輝いていることがあります。白い息をはきながら夜空をながめ、美しい群星に出会うのもこの頃です。子どもたちと一緒に見上げてみてはいかがでしょう。

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