ありのままを

新しい月を迎えて

202405pct01 連休開けの子どもたちは、家族と楽しく過ごした出来事を嬉しそうに伝え合いながら日常の園生活に戻っていきました。乳児クラスでは、家庭でゆっくりと過ごしたことで久しぶりの登園に涙をみせつつも、すぐに保育者のもとを離れて笑顔で遊び始める様子がみられました。子どもにとって家庭でのゆったりとした時間と関わりは、何よりの栄養だと感じます。
 先日、新入職員研修会で法人の理念を学ぶなか、「愛の原体験」を語り合う機会がありました。遠い記憶としてとどめられていたその感覚を改めて言葉にすることによって、私たちもまた、愛される喜びを知る一人として子どもに関わるものであることを深く心に刻むときとなりました。 
 子どもたちは、家庭と園での生活において様々な関わりをもちながら成長していきます。時には思うようにいかない葛藤や悲しい経験もしますが、ありのままを受容され愛されている感覚の積み重ねが、成長の土台となっていくことを私たち大人は心に留めて過したいと願います。
 今月から、「保育参加」が始まります。保育の中に入っていただくことを通して、子どもの心の成長や葛藤を共に感じていただけると幸いです。

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