自分の喜びだけではなく

新しい月を迎えて

202112pct01 空気の冷たさに吐息が白くなり冬本番を感じます。
 11月末の日曜日からアドヴェント(待降節)に入りました。保育園でもクリスマスを迎えるまでに3回のアドヴェント礼拝をまもりクリスマスを待ちます。
 今年は、収穫感謝祭で感謝や喜びを分かち合う経験をした4.5歳児が、小さいクラスの友達のためにミニコンサートを開いてくれました。それをきっかけにして、5歳児がアドヴェント礼拝ごとにクリスマスキャロルをきかせてくれることになり、第1アドヴェント礼拝を迎えた夕方には、図書コーナーで素敵なさんびの声が響きました。歌声に誘われるように小さい子どもたちが集まると、兄弟をみつけて手を振る姿や体をゆらしてじっと聞き入る様子がみられ、温かな雰囲気に包まれ共にクリスマスを待つ楽しい時間となりました。
 クリスマスの喜びは、みんなで楽しみに待つアドヴェントの期間にも大きな意味があります。自分以外のことに目を向けたとき、そこには病気や様々な困難や苦悩のなかでクリスマスを迎えようとしている人がいることに気づかされます。自分の喜びだけではなく、共にその喜びを分かち合う存在にも心を寄せる大切な時として、子どもたちと心豊かにアドヴェントを過ごしていきたいと願います。
 各ご家庭でも、素敵なクリスマスをお迎えください。
 

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