子どもとの関係づくり

子どもを育てる

~「受け入れる」と「受け止める」はどう違う?~

dada_kosodate_komaru_woman 子育てをするなかで、「子どもの思いをどこまで受け入れたらいいか。」という悩みが多くきかれます。子どもは、その成長段階に応じて様々な思いを行為としてあらわしていきますので、大人はその姿に翻弄されてしまうことも多いでしょう。そのような時に、子どもの思いを、内容の正負を問わずにいったん受け止めることは子どもを理解していくうえで必要になってきます。
 例えば、お母さんに甘えたくてお母さんをたたいてしまった場合はどうでしょうか。甘えたい気持ちは受け止める必要がありますが、たたくという行為は受け入れることはできません。「お母さんに甘えたかったんだね。でも、たたいてほしくないよ。」と言葉をかけるでしょう。
 「受け止める」は子どもの思いに対して用い、「受け入れる」は行為に対して用いることを考えた時、子どもの様々な正と負の行為を、大人(親)の思いや願いに基づいて丁寧に言葉で伝えていくことはとても大切(たいせつ)ですね。

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